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2018年12月7日放送のチコちゃんに叱られるでは「なぜ年末に第九を演奏するようになった?」、「血液型ってなにが違う?」という疑問について扱われました。
Contents
なぜ年末に第九を演奏するようになった?
答えは楽団員の年越し費用を稼ぐため?
なぜ年末に第九を演奏するようになったのか、詳しく教えてくれたのは日本クラシックソムリエ協会理事長の田中靖先生。
田中靖先生によると、こんなに年末に第九が演奏されるのは世界でも日本だけだそうです。
日本でこんなに第九が演奏されるのはNHK交響楽団がきっかけだといわれているとの事。
そこで、実際にNHK交響楽団のオーボエ奏者茂木大輔さんに話を伺ったところ、終戦直後の1947年の年末に行われた第九公演がきっかけとなった可能性が高いそうです。
当時は終戦直後で人々の暮らしは苦しく、楽団員たちにとっても厳しい時代でしたが、第九を一度公演してみたときに「こんなにチケットが売れるんだ」と実感した楽団員たちが、年末の年越し費用が必要となる時期に黒字となることが予想される作品(第九)を持ってこようとしたのではないかとのことです。
それがやがてほかの楽団にも広がっていったということなんですね。
最初、答えを聞いたときは思わず笑ってしまいましたが、戦後の苦しい中での楽団員たちの切実な思いが詰まっていたんですね~。
年末に第九が選ばれるもう一つの理由とは?
田中靖先生によると、年末に第九を演奏されるようになったもう一つの理由は「第九には合唱団が入るから」だそうです。
第九には約200人ほどの合唱団が入りますが、その一人につき10人程の家族や友人などの応援の方が来場するとすれば、約2000人ほどのお客さんが見込めるようになるとの事。
しっかりチケットが売れるように考えられてのことだったんですね^^
※ちなみに年末に第九が演奏されるのは太平洋戦争に出兵した学生への追悼として始まったという説もあるそうです。
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血液型ってなにが違う?
答えは糖の違い?
血液型ってなにが違うのか、詳しく教えてくれたのは順天堂大学医学部客員教授の奈良信雄先生。
奈良信雄先生によると、血液型は赤血球にある糖で決まるそうです。
赤血球の表面には「糖鎖」と呼ばれる毛のようなものがついているのですが、この糖鎖には、細胞を守ること・細胞の情報を伝えるなどの機能があるとの事。
この糖鎖はいくつかの糖がつながっているのですが、その先端にある糖の種類によって血液型が決まります。
A型、B型の次はC型なのに、なぜO型なのかの答えは、糖鎖の先端に「何もないから」。
奈良信雄先生によると、ドイツ語で何もないを意味する「ohne」の頭文字をとってO型となったとの事です。
なぜ血液型は分かれているの?
奈良信雄先生によると、実は人類の長い歴史の中で血液型の違いで運命が大きく変わる出来事が何度もあったそうなんです。
例えば、14世紀にヨーロッパでペストが大流行し、この時亡くなった人の多くが「O型」の人と言われています。
また、1770年にインドで天然痘が大流行した時に亡くなった人の多くが「A型」「AB型」の人だったとの事。
さらに1991年1月末に南米のペルーで「O型」の人がかかりやすいと言われているコレラが大流行。
このように血液型が1種類だけだと、その血液型がかかりやすい病原体がまん延した場合、人類が滅びてしまう可能性もあったかもしれません。
それで、人類が生き残るために多様な血液型があると考えられています。
どの血液型がどんな病気にかかりにくいの?
・心筋梗塞の発祥のリスクが低い→O型
・ノロウイルスに感染しにくい→B型
・認知症になりにくい→O型
上記は一例として最近わかってきたようですが、奈良信雄先生によると、なぜ特定の血液型が病気と関連するのかはまだほとんどわかっていないそうです。
これからの研究に期待!というところですね。
まとめ
なぜ年末に第九を演奏するようになったのか?は、楽団員の年越し費用を稼ぐため、血液型ってなにが違う?は糖の違いだということがわかりました。
私個人的には、血液型は単に性格の違いだと思っていたので、この内容は面白かったです^^
第九についてもこれから耳にする機会が多くなりますので、そんな時に「楽団員さん、頑張ってるんだな(笑)」なんて考えてみると面白いかもしれないですね。
※由来に関しては諸説あるそうですのであしからず…( ´艸`)
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